地域版 女性リーダー育成プログラム 「決める・動く」
災害に強いまちづくりのためには、平常時から女性が地域のなかでリーダーシップを発揮することが必要です。財団は仙台市と共に、女性が地域でリーダーシップを発揮できるよう力をつける研修事業に取り組んでいます。
2016年度にスタートし、5年間実施する予定です。
「決める・動く」プログラムの特長
受講者それぞれが自分のリーダーシップを地域で発揮していくためのプログラムです。
◆自分らしいリーダー像
- 自分の資質を理解する
- 強みを使いこなし、自信につなげる
【修了者の声】
- 自分の行動のくせが分かると、持っている力をより良く使えることが分かった
- 今求められているリーダー像は様々で、自分にもできることがあると思えた
- リーダーとしての覚悟ができた
- 自分の強みをどのように町内で実践し、役立てることができるのかが分かり、これからの活動への意欲に燃えている
◆マネジメントの視点
- 地域の課題解決や組織の目標達成に必要な力を磨く
【修了者の声】
- 今まで感覚的にやっていた話し合いや、ネットワークのつなぎ方、スピーチのしかたのノウハウを知ることができ、その効果の高さを実感した
- 各回のプログラムの中で、短時間で考えをまとめ、発言することができた
- 意識して「誰か一緒にやりませんか」と声を出すようになった
- 周囲のやる気を引き出し、成長を実感することが、自らのやりがいにもつながっている
◆実践トレーニングと受講者同士の学び合い
- 講座の学びを受講者それぞれが「現場」で実践
- 受講者同士で現場での体験を共有し、気づきをフィードバックする
【修了者の声】
- 様々な分野で活動している女性たちが、各々の視点から意見を出し合うことで、多様な取り組み方があること、答えは一つではないことを実感した
- 毎回講師からの課題があったので、学んだことを地域に持ち帰り、考える時間を取ったのがよかった
- 現場での実践と学び合いを続けていく中で「自分に足りないものを探すのではなく、持っている力を活かす」という考え方が繰り返し刷り込まれた
- 受講者同士で支え合いながら、モチベーション高く現場の実践につなげることができた
◆被災地視察と現地女性たちとの交流
- 宿泊研修では石巻市や南三陸町を訪問
- 女性が取り組むまちづくりから学ぶ
【修了者の声】
- 被災現場に立つことで情報として聞いていた以上のものを受け取った
- 研修を通し、震災のときから抱えてきたことにやっと向き合えた
- 自分でできることは何か、伝えること、忘れないことを強く心に思った
- 宿泊研修があったからこそ、受講者同士の距離がぐっと縮まり、その後の学びがより深まった
◆受講者同士のネットワーク
- プログラム終了後もつながり続ける仲間ができる
【修了者の声】
- 普段知り合うことができない人々との交流やネットワークを作ることができた
- このつながりで、これから仕事や地域でどんなことができるのか楽しみ
- 今後も互いに助け合えるつながりができた
これまでの受講者
- 2016年度:26名、2017年度:19名、2018年度:20名、2019年度:23名
※4年間で88名が修了 - 20代から70代
- 町内会、地区民生委員児童委員協議会、婦人防火クラブ、地区防犯協会、仙台市地域防災リーダー(SBL)、小学校PTA、仙台市社会学級研究会、社会福祉協議会、農業、生活協同組合、NPO等(まちづくり、地域コミュニティ、子育て支援、障害児者支援、生活自立支援)など